近江八景「堅田の落雁」で名高い浮御堂は、寺名を海門山満月寺といいます。現在の建物は昭和12年の再建によるもので、昭和57年にも修理が行われ、昔の情緒をそのまま残しています。境内の観音堂には、重要文化財である聖観音座像が安置されています。
平安時代に源信(恵心僧都)が、比叡山から眺める琵琶湖が毎夜光るのを怪しみ、網ですくうとそこには黄金に光り輝く阿弥陀仏があったことから、その供養として1000体もの仏像を彫り、琵琶湖の突き出た湖中にこの浮御堂を建立して納めたといわれています。このことから、湖上安全と人々の衆生救済にあたったという水に対する深い祈りの現れとして、今もその信仰が地域で守られています。
所在地 | 〒520-0242滋賀県大津市本堅田1-16-18 |
---|---|
営業時間 | 8:00~17:00 |
お問い合わせ先 | 077-572-0455 |
アクセス | 公共交通機関 JR湖西線 堅田駅 バスで “出町”下車、徒歩7分 |
WEBサイト | http://www.otsu.or.jp/en/templesandshrines/0006/index.html |