Aug. 2017
《日本遺産 滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博》
日本遺産「琵琶湖とその水辺景観」の構成文化財である比叡山延暦寺において、西塔 釈迦堂の内陣特別拝観が行われます。
釈迦堂は、比叡山延暦寺・西塔の中心となる仏閣で、正式には転法輪堂といいます。伝教大師最澄のご自作とされる御本尊、釈迦如来にちなんで釈迦堂の名で親しまれるようになりました。
現在の建物は、豊臣秀吉が、園城寺(三井寺)にあった弥勒堂を移築されたものです。元は貞和3年(1347年)に建てられた仏閣であり、比叡山内で最も古い建物です。
今回、回峰行の祖・相応和尚1100年御遠忌にあたり、釈迦堂内陣の特別拝観が行われます。堂内では、釈迦如来像を守護するように、東西南北に四天王像が立ち並び、また、四つの祠(文殊菩薩、元三大師、山王七社、八所明神)があり、それらのお扉も初めて開かれることとなり、神仏習合の悠久の歴史を感じ取っていただけます。
また、10月からは、秘仏本尊釈迦如来像特別ご開帳も行われます。
◆釈迦堂内陣特別公開
・期間:平成29年8月1日(火)~12月10日(日)
・内陣特別巡拝料:500円
◆秘仏本尊釈迦如来像特別ご開帳
・期間:平成29年10月1日(日)~12月10日(日)
●ウェブサイト
http://www.hieizan.or.jp/archives/2556