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Sep. 2020

国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020

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2001年、21世紀の幕開けとともに始まったBIWAKOビエンナーレ、初回は、大津市の湖岸に位置するびわ湖ホールとその周辺公園で開催しました。前例のなかった公共空間における作品展示やコンサートの開催は、その後の活動への突破口を開くこととなりました。2003年、2回目の開催準備より拠点を近江八幡に移し、以後、近江八幡市旧市街地の伝統的な建造物、江戸明治期より残る空き町家、元造り酒屋や元醤油蔵などを会場としてすでに8回開催しています。

上記のような建物は、地域固有の文化を特徴付けるものとして未来へと継承していくべき貴重な財産であると考えます。戦後、すでに多くの歴史的な建物を失ってしまった今、その保存と継承の方法をアートに見出そうとする試みがBIWAKOビエンナーレです。

そこには、 “日本人の持つ美意識の回復”という目的が、通底しています。

国際交流という観点でも、初回より海外作家を招き、地域の方々との交流を図ってきました。今やBIWAKOビエンナーレ自体が近江八幡の恒例行事となる中、参加アーティストやインターン生たちは、地元のお祭りの山車造りにも参加するなどますますその関係は深まっています。

今回の開催では、近江八幡に加え、国宝彦根城を抱く彦根の市街地も会場となります。

彦根会場では、彦根城の櫓や庭園、また市街地の昭和レトロな商店街、140年の歴史に去年幕を閉じたお風呂屋さんなど魅力あふれる会場での展示となります。この秋、約1か月半の間、繰り広げられる美の祭典が、皆さまの心に響き、作品とともに町の魅力も存分にお楽しみいただければと願っています。

今回のテーマは“森羅万象~COSMIC DANCE”。地球に存在するありとあらゆるものは、変化と生成の中にあり、なにひとつ、一瞬たりとも静止するということはありません。

すべての存在は、無論私たち人類自身も含め、宇宙の一員であり、ともにこの地球を舞台に踊るダンスの共演者なのです。

BIWAKOビエンナーレで作家たちが奏でる壮大なオペラが新型コロナウィルスで不安や恐怖にさいなまれた人々の心を癒し喜びに満ちた未来へと誘う礎のひとつになれば幸いです。

https://energyfield.org/biwakobiennale/

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